【お中元のマナー】お中元を贈る時期はいつ?
このよみものをざっくり説明。
お中元を贈る時期は、地域によって違います。
近年は、マナーとして気にする方も少なくなってきていますが、分かることならきちんとした慣習にならって、贈りたいですよね。
このよみものでは、お中元をいつ贈ればいいか?ということを地域別にご紹介していきます。
目次
お中元を贈る時期について-関西と関東の違い
7月1日~7月15日ごろが、お中元の時期で、お中元のあとに暑中見舞いが、さらに立秋を過ぎたあたりに残暑見舞いということをよく耳にしますよね。
しかし、実は関西と関東によって時期に違いがあるんです。
▼関東の場合
7月1日ごろ~7月15日ごろまで。
▼関西の場合
7月15日ごろ~8月15日ごろまで。
関東の方が15日ほど早いのですが、これは明治5年の改暦の影響で、関東は新暦、関西は旧暦が基になっているためです。
ややこしいので、統一して欲しいですね…
暑中見舞いと残暑見舞いについて
では、中元を過ぎてしまった場合の、暑中見舞いと残暑見舞いの時期についてです。
▼暑中お見舞い
7月16日ごろ~立秋(※1)まで
(※1) 立秋は毎年8月7日ごろ~8月22日ごろにあたります。
日付が固定されているわけではありません。
▼残暑お見舞い
立秋~暑さが残る時期まで(※2)
(※2)残暑は、特に終わりの時期が決まっていないので、言葉の通り『夏の暑さがまだ残っている』ような暑さを感じる気温の時期に贈りましょう。
8月31日までに済ましておくと安心ですが、毎年残暑が伸びてきているので、残暑見舞いの時期も伸びてきている印象を受けます。
暑中見舞いと残暑見舞い、関西はどうすればいい?
関西のお中元期間は7月15日ごろから8月15日ごろなので、暑中見舞いや残暑見舞いの時期と被ってしまいますよね。
関西では、8月15日まではお中元で、それ以降を残暑見舞いで贈ると分かりやすいかと思います。
さらに細かく地域別でお中元の時期を決める
さらに細かく地域を分けてみると、以下のような違いがあります。
ただし、年々お中元の時期が早まっていたり、年によって変動したり、一部ルールが違う地域があったりと、複雑なものはあまり気にしない人が増えてきているようです。
参考程度にご覧いただくくらいで、ちょうどいいかもしれません。
▼北海道
お中元:7月15日ごろ~8月15日ごろ
暑中見舞い:お中元と被るため、残暑見舞いまでは『お中元』で贈りましょう。
残暑見舞い:8月16日ごろ~残暑が続くまで
▼東北地方
お中元:7月1日ごろ~7月15日ごろ
暑中見舞い:7月15日ごろ~8月8日ごろ(立秋まで)
残暑見舞い:8月8日ごろ(立秋以降)~残暑が続くまで
▼北陸・甲信越地方
お中元:7月1日ごろ~7月15日ごろ(※3)
暑中見舞い:7月15日ごろ~8月8日ごろ(立秋まで)
残暑見舞い:8月8日ごろ(立秋以降)~残暑が続くまで
(※3)主に能登など、7月15日ごろ~8月15日ごろの地域があるようです。
御中元は、7月15日ごろにお贈りするのが無難ですね。
▼中部・関西・中国・四国近畿地方
お中元:7月15日ごろ~8月15日ごろ
暑中見舞い:お中元と被るため、残暑見舞いまでは『お中元』で贈りましょう。
残暑見舞い:8月16日ごろ~残暑が続くまで
中国・四国地方は、残暑が長い季節が多いため、9月上旬まで残暑お見舞いをお贈りする方が増えてきているようです。
▼九州地方
お中元:8月1日ごろ~8月15日ごろ
暑中見舞い:お中元と被るため、残暑見舞いまでは『お中元』で贈りましょう。
残暑見舞い:8月16日ごろ~残暑が続くまで
実は九州地方は8月からがお中元の時期なんです。
ただ、お中元の時期は年々早まってきているので、7月に贈っても失礼には当たりません。
あまり神経質になりすぎなくて大丈夫ですよ。
▼沖縄
沖縄のお中元だけは特殊で、旧暦の7月13日~7月15日までの3日間しかないんです。
詳しくは次の項目で記載しますね。
沖縄だけは少し特別!旧盆3日間に贈りましょう。
前項でも記載しましたが、沖縄のお中元は、旧暦の7月13日から7月15日までの3日間だけです。
これは、沖縄は旧暦のお盆にあたる日に御中元を贈るという特殊な慣習があるためです。だからです。
そして、旧暦のお盆は毎年大きく変動するので、以下をご参照ください。
▼2023年
8月28日~30日
▼2024年
8月16日~18日
▼2025年
9月4日~6日
▼2026年
8月25日~27日
▼2027年
8月14日~16日
▼2028年
9月1日~3日
▼2029年
8月22日~24日
▼2030年
8月11日~13日
というように、毎年贈る時期が変動しますので、参考にしていただけますと幸いです。
ロクメイコーヒー公式通販では、日時指定が可能ですので、ぜひご活用ください。
お中元は、お気遣いの心です。
お中元のマナーとして、贈る時期についてご説明してきました。
お中元は『1月1日からお中元までのお世話になった感謝の気持ち』や『夏の体調を崩しやすい時期の心遣い』を伝えるものですよね。
さらに、ここまで読んでいただければお分かりの通り、お中元のマナーはとても難しくて複雑なので、適した時期にお贈りするというお気遣いは、本当に素晴らしいものです。
当店をご利用の方も、そうでない方も、細部まで真心がこもったお中元のご参考になりますと幸いです。
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