【私の珈琲時間。】vol.3 おうちでつくるコーヒーカクテル「モヒートコーヒー」で、さわやかに残暑を乗り切りましょう。
こんにちは!バリスタの平栗です。
今日は、お休みの日のお昼から、また、昼間の暑さをしのいだ夜にぜひおうちで召し上がっていただきたいコーヒーカクテルのレシピをご紹介します。
爽やかな香りと涼やかにしてくれるコーヒーカクテル、その名も「モヒートコーヒー」です!
ラムとミントで作る夏の定番カクテル「モヒート」を、ロクメイのコーヒーを使ってアレンジしていきます。
このよみものをざっくりご説明
- モヒートは、常夏の国・キューバが発祥の爽やかなカクテル
- ロクメイのコーヒーモヒートには、ある2種類のコーヒーをおすすめ!
- レシピもとっても簡単!コーヒーの数だけ味わいの変化を楽しんでください。
必要な道具や材料も比較的少ない簡単レシピなので、ぜひお試しください。
目次
そもそもモヒートって?
常夏の国・キューバが発祥とされ、その語源はスペイン語の「mojar (濡らす)に由来するとされています。
ラムをベースに、たっぷりのミントの葉、ライム、砂糖をグラスに入れてすり潰したあと、ソーダで割るのが一般的です。トニックウォーターを使うレシピもあります。
香りからも味わいからも、爽やかさをめいっぱい感じさせてくれるカクテルです。甘めに作ると、暑さに疲れた体も一層癒されますね。
日本では10年ほど前に爆発的なモヒートブームが起きて、それから広く知られるようになりました。
召し上がったことのある方も多いのではないでしょうか。
ロクメイコーヒーの「モヒートコーヒー」
このレシピで再現したいのは、ミントの清涼感とコーヒーの香りや風味の調和。
コーヒーの数だけ組み合わせの妙が生まれて楽しいレシピですが、特にモヒートコーヒーにおすすめしたいコーヒー豆が2種類あります。
おすすめその1 エチオピア グジ ウラガ ウォッシュド
まるでレモンティーのような、フローラルで華やか、上品な酸味のコーヒーです。
モヒートにはライムなどの柑橘類が絞られることが一般的ですが、今回ご紹介するレシピには果実そのものは入れません。
そこで、エチオピアの持つ華やかなレモンのフレーバーをジューシーな果実に見立てて代用。ロクメイコーヒーならではの味わいを作り出すことができます。
おすすめその2 インドネシア マンデリン
ロクメイコーヒーで一番深煎りのシングルオリジンであるこちらは、どっしりしたコクや苦味の中に優しい甘さ、更にはハーブやスパイスを連想させる華やかなフレーバーも持っています。
この「ハーブやスパイスを連想させる華やかなフレーバー」が、フレッシュなミントと相乗効果を生み出します。ひとくち飲んだら、その何重にも重なるボタニカルな華やかさにきっと驚くはず。
モヒートにはビターリキュール(ハーブやスパイス、香草、樹皮、精油などといった様々な原材料を、お酒に漬け込んでつくられたリキュール。
カクテルに苦味をプラスして味に重厚感を出します)がトッピングされることもあります。
インドネシアのきれいな苦味を、ビターリキュールに見立てることもできますね。
さあ、モヒートコーヒーを作ってみましょう!
用意する道具
・ドリッパー
・サーバー
・ペーパーフィルター
・スプーン
・ボウル
・グラス
・ストロー
※スケール(はかり)、ドリップケトル、マドラーがあると尚良いです!
材料 (1杯分)
・ミント 3g
・ガムシロップ 15g
・ラム酒 20g
ホワイトラムが一般的です。すっきりと仕上がります。コクを楽しみたい方は、ゴールドラム、ブラックラムでも。
・炭酸水 120g
・たっぷりの氷 100gほどドリンクに使用。また、抽出したコーヒーを冷やすボウルに氷水を張るぶんもご用意ください。
・コーヒー豆 15g
・お湯 90g
インドネシアなど深煎りの豆を使う際は、ミントが多めでもおいしいですよ。フルーティな浅煎りの際は、コーヒーの繊細なフレーバーを活かすべく、少し減らしてみてください。
作り方
①コーヒーを抽出します。
器具:カリタウェーブドリッパー(お好みのドリッパーでどうぞ!)
コーヒー豆(粉):15g
メッシュ:中挽き
抽出温度:93℃
・1投目
30gまで注いで、30秒蒸らします。
・2投目
中心からのの字をを描くようにして、60gまで注ぎます。
・3投目
ドリッパー内のお湯が1/3まで下がったら、ドリッパー内の真ん中めがけて90gまで注ぎます。
お湯がドリッパー内から落ちきったら、ドリッパーを外し、サーバーを氷水を張ったボウルに入れて冷やしておきます。
※冷やしておくと、グラスに注ぐ際氷が溶けにくくなり、水っぽい味わいになることを防げます。
今回はカリタウェーブを使用しましたが、粉とお湯の比率を一緒にしていただければ、ほかのドリッパーや淹れ方でもOKです。
②グラスに、ミント、シロップ、ラム酒を入れ(順番はなんでもOKです)、スプーンの背などですりつぶすように混ぜます。
つぶす回数は5回ほどがめやすですが、強めに、また、つぶす回数を多くすると、ミントの風味がより強まります。
③氷をグラスにたっぷり入れます。
④炭酸水を静かに注ぎます。
⑤スプーンやマドラーをグラスに差し込み、炭酸が飛ばないように静かに、軽く混ぜます。
氷を持ち上げるように、2,3度上下に動かしてください。
⑥最後にコーヒーを上から注ぎます。トッピングのミントを上に添えて、ストローを差して完成です!
召し上がる際は、ストローで混ぜつつ、味わいの変化もお楽しみください!
あなたのお気に入りのコーヒー豆で、組み合わせを楽しんでくださいね。
ミントの清涼感と、コーヒーそれぞれのフレーバーのマリアージュで、夏の疲れもすっと癒されますように。
フルーティなコーヒーでとことん爽やかに仕上げても、ビターなコーヒーでアクセントをつけてもおいしく仕上がり、コーヒーの数だけ味わいの変化を楽しんで頂けるレシピです。
大切な人とのおうち時間にも、ひとりで飲みたい夜にも、ぜひお試しくださいね。