今回目指したのは、巨峰のような甘さとチェリーを思わせる果実感が楽しめる味わいです。その余韻が最後まで続き、後味にはシャンパンのようなフルーティーさが広がるブレンドを完成させました。
冬の象徴的な行事であるクリスマスをイメージし、明るい甘さと華やかな酸味をテーマに、焙煎度合いを浅煎りから中浅煎りに仕上げました。
試作を重ねた結果、以下の豆を使用したブレンドが完成しました。
「エルサルバドル サンタローザ農園 ハニー製法」、
「エチオピア イディド農園 ナチュラル製法」、
「グァテマラ ブエナビスタ農園 ウォッシュド製法」。
12月は1年の締めくくりであり、家族や大切な人と過ごす時間が増える季節です。
そんな特別なひと時を彩るため、優しい甘さと華やかでフルーティーな味わいを目指しました。エルサルバドルをベースに、エチオピアやケニア、コスタリカ、グァテマラなどの豆を組み合わせてブレンドの試作を重ねました。
当初は、明るい味わいを追求し、エチオピア、ケニア、エルサルバドルの3種類の豆を組み合わせましたが、飲み始めから後味まで酸味が強く、甘さやコクが十分に感じられない仕上がりに。ケニア特有の繊細な酸味が他の豆の個性を抑えてしまったことが原因と考え、別の豆で再度試作を検討。
次に、ケニアより酸味を抑えたコスタリカやグァテマラを組み込むことで、甘さとコクを引き出すことができましたが、シャンパンのような風味が弱くなったのでさらに施策を重ねました。
エルサルバドルの個性をより引き出し、フルーティーな風味を強調しつつも、全体のバランスを整えるためにエチオピアと、グァテマラを加えることにより味わいを補完。
最終的に、巨峰のような芳醇な酸味、チェリーのコンポートを思わせる甘さ、冷めるとシャンパンのような風味が感じられる味わいのブレンドが完成!
このブレンドは、クリスマスの特別なひと時にぴったりの味わいです。甘さと明るい酸味が特徴的で、フルーツたっぷりのクリスマスケーキとの相性も抜群の一杯となっています。
ぜひ、このクリスマスに特別なひと時を彩るブレンドをお楽しみください。