
明るい果実感を引き出すため、焙煎度合いは、中浅煎りで仕上げました。
今年ブレンドに使用したのは、「ケニア カンゴチョファクトリー ナチュラル製法」「グアテマラ ラ・ユニオン農園 パカマラ ウォッシュド製法」の2種です。
ケニアでは、ほとんどがウォッシュド製法で仕上げられており、ナチュラル製法を見かけることは極めて珍しいです。
このコーヒーがもつ、芳醇で果実感溢れる風味を最大限に生かすため、6割配合しました。
ブレンドの組み合わせを模索する中で、力強いケニアの個性にほとんどの豆が負けてしまい、上手く調和する豆を見つけるのが非常に難しかったです。
そんな中辿り着いたのが、グアテマラ パカマラ ウォッシュド製法です。
このパカマラ種は、標高1650~1800mで栽培されています。
パカマラ種を栽培する環境として、この標高は世界的にみても非常に高いです。標高が高いほど気温が低く、熟成がゆっくりと進むため、豆の密度が高く、甘味、酸味のバランスがとれる傾向にあるといわれています。
素晴らしい環境で育ったパカマラの、クリーンで力強い甘さと質感が、ケニアと調和することで、新年にふさわしい明るい一杯が誕生しました。
2026年もおいしいコーヒーとともに。心がほどけるような一杯で最高のスタートを彩りましょう!