「美味しいコーヒーを飲みながら、ほっと一息つけるあたたかい場所を探している」「奈良を訪れた記念に、地元で長く愛されるコーヒー店で特別な時間を過ごしたい」。そんな風に思ったことはありませんか。

ロクメイコーヒーは、奈良の地で長きにわたり多くの皆さまに支えられてきた自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店です。今回は、私たちの原点である「ロクメイコーヒー奈良店」がどのように歩んできたのか、その歴史と店内に込めた想いをご紹介します。

奈良店の目印・鹿ののれん

目次

1974年創業。町の喫茶店から始まった歩み

すべての原点である「奈良店」、東京・そして九州へも広がる歩み

客席を彩る「豆壁」に込めた想い

焙煎日本一の技術と、変わらない一杯へのこだわり

よくあるご質問

1974年創業。町の喫茶店から始まった歩み

ロクメイコーヒーの歴史は、1974年の創業までさかのぼります。今でこそフルーティーな酸味や華やかな香りを持つ「スペシャルティコーヒー」の専門店として知っていただく機会が増えましたが、もともとは地元の方々が毎日のように通う、昔ながらの喫茶店「ROCOCO」としてスタートしました。

そこから数十年にわたり、奈良の街の移り変わりを見守りながら、少しずつ形を変えてきました。

屋号をリニューアルするタイミングでは、これまでの「ROCOCO」に対する尊敬の意を込めるとともに、「お客様とのご縁」を忘れるのではなく、引き継げるようなかたちにしたいと考えていたところ、ある言葉に出会います。鹿が鳴くと書いて「鹿鳴(ろくめい)」。中国の故事に伝わる詩のひとつです。群れの鹿が互いに鳴いて仲間を呼び合い、楽しそうに野に生えたよもぎを食べる様子を描いています。奈良の鹿たちのように、仲間との穏やかな暮らしがうかがえる言葉でありました。

私たちも人が人を呼び、思い思いの時間を過ごせる珈琲店であり続けたい。

そのような想いから、頭文字をつなげると以前の店名「ROCOCO」となる「ROKUMEI COFFEE CO.」という看板を掲げました。その後、2017年に焙煎所をオープン。今から7年前には、高品質な豆の個性を活かすスペシャルティコーヒー専門店として、奈良店内を大きくリニューアル。さらに創業50周年を機に、「ROKUMEI COFFEE FACTORY」を新たに設立し、日々の焙煎はそちらで行う体制へと歩みを深めています。

昔ながらの喫茶店から、高品質な豆の個性を活かすお店へ。お店の姿や提供するコーヒーの味わいは大きく進化しましたが、創業時から変わらないものが一つあります。それは、「美味しいコーヒーを通して、お客様の日常を豊かにしたい」という想いです。奈良の老舗コーヒー店として積み重ねてきた歴史を胸に、今日も心を込めて一杯を淹れ続けています。

〔ROKUMEI COFFEE CO.の由来や込められた想いに関する記事はこちら〕

奈良店リニューアル前の喫茶店・ROCOCO

すべての原点である「奈良店」、東京・そして九州へも広がる歩み

ありがたいことに、近年ではロクメイコーヒーの味わいをより多くの方にお届けできるようになり、東京にも新しい店舗をオープンしてきました。現在は、奈良(奈良店・ROKUMEI COFFEE FACTORY・ROKUMEI BAKES)に加え、東京(グランスタ丸の内店・渋谷スクランブルスクエア店・武蔵小山店)で、それぞれの街に合わせたコーヒー体験をお届けしています。

さらに2026年10月には、福岡・天神地下街への出店も予定しています。九州では初めての店舗となり、天神地下街の開業50周年を記念したリニューアル「変わるてんちか」の一員として加わる予定です。奈良から始まったロクメイコーヒーが、少しずつ遠くの街へも広がっています。

現在、全国の店舗やお客様へお届けする豆の焙煎は、専用の焙煎所「ROKUMEI COFFEE FACTORY」で行っています。そのため、奈良店の店内で焙煎機が回る音や煙の香りを感じることはなくなりましたが、お店に一歩足を踏み入れると、バリスタが「TONE」という高性能な抽出マシンを操作しながら一杯ずつ丁寧に淹れるコーヒーの、ゆったりと落ち着いた香りが皆さまをお迎えします。

どれだけ店舗が増えていったとしても、私たちのすべての出発点であるのがこの奈良店です。地元・奈良の皆さまとのつながりを大切にしながら、その先の街へも一杯のコーヒー体験を届けていく。奈良店は、そんなロクメイコーヒーの原点であり続ける場所です。

客席を彩る「豆壁」に込めた想い

奈良店にご来店の際、ぜひ客席でご注目いただきたいポイントがあります。それが、壁の一部に施された「豆壁(まめかべ)」です。

焙煎度合いの異なる本物のコーヒー豆が、地層のようなグラデーションを描いて敷き詰められています。浅煎りのライトブラウンから、深煎りのツヤのあるダークブラウンまで、コーヒー豆が織りなす表情豊かな空間です。

この豆壁は、7年前のリニューアルの際にスタッフたちが一粒一粒、手作業で貼り付けて作り上げたものです。「これから生まれ変わるお店を、自分たちの手で最高のものにしよう」。そんな想いを語り合いながら夜遅くまで作業した時間は、今でもスタッフたちの思い出のひとつになっています。

ロクメイコーヒー奈良店の豆壁

焙煎日本一の技術と、変わらない一杯へのこだわり

奈良店で提供するコーヒーは、焙煎技術を競う全国大会「Japan Coffee Roasting Championship」で優勝した焙煎士の技術に裏づけられています。豆を一粒ずつ厳選し、バリスタが一杯ずつ丁寧に抽出する。その手間を惜しまない姿勢は、町の喫茶店だった頃から変わっていません。

観光や日常の合間に立ち寄った一杯が、実はこうした技術と歴史に裏づけられたコーヒーだったと知っていただけるのも、奈良店ならではの体験です。

焙煎の拠点である「ROKUMEI COFFEE FACTORY」も、奈良店から少し足を延ばした場所にあります。創業50周年を機に生まれたこの焙煎所では、日々店頭に並ぶ豆が焼き上げられており、奈良店で味わったコーヒーと同じ豆はもちろん、全種類の豆を試飲可能であるため、試飲をして気になった豆を購入することもできます。奈良店で気に入った一杯があれば、コーヒー豆の商品一覧や、ファクトリーでの豆選びをご紹介したこちらの記事もあわせてご覧ください。

よくあるご質問

Q.奈良店はいつ創業しましたか?

A.1974年の創業です。もともとは地元の喫茶店として始まり、7年前にスペシャルティコーヒー専門店として店内をリニューアル。創業50周年を機に焙煎所「ROKUMEI COFFEE FACTORY」も移転オープンし、現在の体制へと歩みを深めています。

Q.今も店内で豆を焙煎していますか?

A.現在の焙煎は、専用の焙煎所「ROKUMEI COFFEE FACTORY」で行っています。奈良店の店内では、バリスタが「TONE」という抽出マシンを操作しながら、一杯ずつ丁寧に淹れたコーヒーをお楽しみいただけます。

Q.東京にも店舗はありますか?

A.はい。グランスタ丸の内店・渋谷スクランブルスクエア店・武蔵小山店の3店舗を展開しています。2026年10月には、福岡・天神地下街に九州初出店も予定しています。

Q.観光の合間に立ち寄っても大丈夫ですか?

A.もちろんです。近鉄奈良駅から徒歩1分という立地なので、観光の合間の休憩にもぜひご利用ください。アクセスや周辺の過ごし方は奈良観光でおすすめのカフェの記事でも詳しくご紹介しています。

アクセス・店舗情報

店舗名:ROKUMEI COFFEE 奈良店

住所:〒630-8225 奈良県奈良市西御門町31 吉村ビル1階

アクセス:近鉄奈良駅 徒歩1分/JR奈良駅 徒歩15分

電話番号:0742-23-4075

営業時間:8:00~18:00(モーニングタイム8:00~11:00/L.O. 17:30)

定休日:なし(年中無休)

席数:42席

設備:Wi-Fi・電源 無/テイクアウト 可/駐車場 無

奈良店の外観

まとめ

1974年、町の喫茶店として始まったロクメイコーヒーは、スペシャルティコーヒー専門店として7年前に大きくリニューアルし、創業50周年を機にそれまであった焙煎所もさらに拡大し、移転オープンしました。今は奈良・東京に加え、この秋には九州・福岡にも店舗を広げようとしています。それでも変わらないのは、一杯のコーヒーを通して日常を豊かにしたいという想いです。