淹れたてのカップからは、まるでジャスミンのような香り高さを感じられます。華やかな香りは、さすがゲイシャ種。

一口含むと、レモンやグレープフルーツのような、柑橘系の果実を連想させるすっきりした明るい酸味と爽やかな甘さが広がります。

飲みこんだ後まで続く心地よい余韻は、白砂糖のように上品です。

少し冷めてきたら、スモモのようなジューシーな甘酸っぱさも。
冷めても嫌な酸味が出にくく、すっきりした余韻が伴い、最後までおいしくお楽しみいただけます。

淹れたてから冷めてくるまでの、温度帯の変化と共に、様々な味わいを感じていただけるようになっています。
今しか味わえないゲイシャ種を、ぜひお楽しみいただけましたら幸いです。

コロンビアの南部カウカ県は、「ポパヤン」の名前で知られるコーヒー産地です。

コロンビアのアンデス中央山脈と西部山脈に挟まれたエリアですが、中心都市の古都ポパヤンは標高１７６０ｍあり、その周辺コーヒー生産地になっています。

中央山脈をはさんで東側にある有名産地ウイラがきつい勾配なのにたいして、カウカ県は緩やかな高原地帯といった地形の趣があります。

土壌は豊かな火山灰性で、夜間の冷え込みが、コーヒーチェリーの熟成を遅らせて、酸味と甘味に優れた豆が収穫されます。

カウカ県インサ郡はウイラ県との県境に近く、アンデス山脈の山すそにあり、ティピカなどの原種系が多く残る名産地の一つです。

現在、ＢＡＮ ＥＸＰＯＲＴ社が取り組んでいるのが、エキゾチック品種の試験栽培。
既に上記の自然発酵・乾燥の技術を習得した先進的な生産者に、ゲイシャやピンクブルボンなどの希少品種の苗を配り、これらの品種の栽培技術を研究を始めました。

焙煎度：浅煎り
使用豆：コロンビア
味わい：フルーティな味わい
シーン：リラックスしたいときに
フレーバーコメント：グレープフルーツ、レモン、スモモ