【新商品】ロクメイコーヒーの”幸せが広がる”ミャンマーのコーヒーを。
ロクメイコーヒーがそのポテンシャルの高さに驚き、取り扱いを続けてきたミャンマーとの、素敵なご縁がありました。
「ミャンマーに”マイクロミルをつくろう”プロジェクト」というプロジェクトに参画し、ミャンマーのシャン州、ユアンガンという地域のアレル・チャウン村という小さな村に、マイクロミルというコーヒーの生産処理場を設立しました。
そして、世界中でロクメイコーヒーだけの素晴らしいミャンマーのコーヒーを、ロクメイコーヒー公式通販をご利用の皆様に、お楽しみいただけることになりましたので、満を持してご紹介させていただきます。
目次
ロクメイコーヒーと、ミャンマーのコーヒーについて。
ミャンマーのコーヒーは、「東洋のパナマ」と称される(パナマは世界的に高品質なコーヒーづくりで有名です。)ほど、東南アジアで美味しいコーヒーづくりが可能なコーヒー産地として、年々注目度が上がってきている生産国です。
特に、私たちロクメイコーヒーがご縁のあるシャン州の『ユアンガン』という地域は、ミャンマーの中心部に位置し、小規模農家が中心となり、シャン州の中でも最大級の生産量を誇るコーヒー生産が活発な地域です。
標高は、1,400m~1,600mと高く、気候も冷涼なので、高品質なコーヒーが作られる条件が整っています。
そこで、「ミャンマーをコーヒーベルトに」というビジョンを掲げるGenius Shan Highlands Coffee(ジーニアス シャン ハイランズ コーヒー)というプロデューサーによって、コーヒー生産に携わる方々への技術指導や、苗木・資材等の提供を行っています。
ジーニアス社は、それだけにとどまらず、環境に配慮した栽培手法や精製方法の導入にも取り組む現地の社会的企業です。
ジーニアス社代表のトゥンさんは、「農家と専属契約を結ばない」と決めているようなのですが、トレーニング環境や、適正な買取価格に人としての信頼を大切に積み上げることで、農家さんにも選んでもらえる会社でありたい、という素晴らしい考えのもと、このポリシーを守って運営しています。
代表の井田が、この地域に訪れた際、「本当に良いコーヒーを作って、地域を豊かにする。」というジーニアス社の取り組みと、その情熱が本当に体現されているコーヒー生産の工程、品質の高さに感動し、ロクメイコーヒーでの取り扱いを決めるに至りました。
ミャンマーにマイクロミルを作るということ。
今回は、ミャンマーにマイクロミルを作ろうというプロジェクトです。
マイクロミルって何?という方が多いかと思います。
簡単に言うと、マイクロミルとは、収穫したコーヒーチェリーをコーヒー生豆に加工する施設のことです。
コーヒーの果肉を取り除き、脱穀したり、発酵させたり、乾燥させることで、美味しいコーヒーの生豆が出来上がります。
マイクロミルプロジェクトの設計図。見ているだけでワクワクしますね。
しかし、コメや野菜は市場によって取引価格が決まるので、農家さんにとっては価格変動が激しいという問題もあります。
一方で、スペシャルティコーヒーは高品質なコーヒーを栽培し、収穫することで、高く買い取ってもらうことができます。
コーヒーの品質を向上させれば、その分収入も増えるので、品質のいいコーヒーづくりに意欲的に取り組む農家さんが増えてきたといいます。
これまでユアンガンでは、ジーニアス社がコーヒーチェリーを農家さんから買い取り、加工することで、生豆に仕上げていました。
もちろんジーニアス社の加工技術は、素晴らしいのですが、もし小農家さんたちが自分たちの手でコーヒーの加工を行い、それをジーニアス社が買い取るという仕組みが出来れば、摘み取ったコーヒーチェリーに付加価値をつけることで、農家さんたちはこれまで以上により高い価格で販売できるようになります。
また、これまでユアンガンの地域にある小規模農家さんのコーヒーを一手に集め、加工していたことで、シングルオリジンはユアンガンという地域単位でしたが、マイクロミルを設立することで、その村のコーヒーのみで加工することが出来るようになります。
今回ロクメイコーヒーがマイクロミルを設立したのは、アレル・チャウン村というところなので、シャン州ユアンガンのアレル・チャウン村のコーヒーとして、皆さまにお届けすることができるようになりました。
マイクロミルには、ロクメイコーヒーのロゴマークが!
今はなかなか海外渡航が難しいので、現地から送られてきた写真に思いを馳せるばかりですが、早く現地に行きたいですね。
アレル・チャウン村について。
今回、ロクメイコーヒーがマイクロミルを設立した『アレル・チャウン村』は、世帯数は80ほどの小さな村です。
その中でも、コーヒー栽培を精力的に行っているウィンペーさんという方を中心として、6名の農家さんによって管理されることとなりました。
実は、生産者さんが自分たちで加工するということは、リスクも伴います。
加工後の責任までを自分で持つということになるので、例えば乾燥させるときにカビさせてしまって販売出来ない…なんてことも可能性としてはあります。
そのため、きちんとした技術の指導や道具の使い方が非常に重要になってきますし、中には自分で加工することに消極的な農家さんも、もちろんいらっしゃいます。
アレル・チャウン村の管理メンバーは、今後もどんどん品質向上に取り組んでいこう!という意欲溢れるコミュニティです。
ここを中心に、たくさん美味しいコーヒーを加工して、アレル・チャウン村のコーヒー生産者メンバーを拡大していこう!と、とてもいい雰囲気なので、今後も楽しみですね。
初めてのマイクロミルでの生産は、レッドハニー製法を選びました。
ロクメイコーヒーで初めて生産した、アレル・チャウン村のコーヒーの精製方法は『レッドハニー製法』を選びました。
麻袋に、ロクメイコーヒーのロゴをあしらっています。
トミオロースタリーにお越しの際は、ぜひ実物をご覧くださいね。
コーヒー豆のミューシレージという成分を8割ほど残し、天日乾燥させ発酵することで、コーヒーの持つ糖分や成分をしっかり内側に移していきます。
熟度を見定めて収穫されたことによる、コーヒー本来の甘さと、雑味のないクリーンな味わいを目指しました。
ミャンマー アレル・チャウン村の味わいは?
ロクメイコーヒーのオリジナルロットとなる、ミャンマー アレル・チャウン村の焙煎度は、複数回にわたる調整を経て、中煎りで仕上げることにしました。
少しハーバルな印象に、すっと飲みやすい綺麗な酸質と、甘さが広がる飲みやすい味わいに仕上げました。
なにより、アフターテイストの綺麗さは、良質なコーヒーならでは。
たくさんの人に飲んでもらいたいので、普段は浅煎り派、深煎り派という方でもご満足いただけるように仕上げていますので、ぜひご賞味いただけますと幸いです。
まとめ
ROKUMEI COFFEE CO.として、産地訪問は行っておりましたが、この度、実際に現地の生産工程に携わることが出来ました。
このような取り組みが出来たのも、普段からロクメイコーヒーをご愛飲いただいている皆さまのおかげです。
いつもありがとうございます。
今後も、皆さまの元へ美味しいと喜んでいただけるコーヒーを作り届け、コーヒーの生産者さんも収入が増え、やりがいのある仕事が生まれるという素晴らしい循環を続けられるよう、尽力してまいります。